
2020年2月28日(金)22時03分。
彼女の美穂からの別れの連絡は
僕の不意を突いてやってきた。
美穂の、普段使わない敬語は
僕に拒絶できない硬い意思を伝えてきた。
でも、今の僕は美穂に
「ありがとう」と言いたい。
そして、「ごめん」とも伝えたい。
なぜなら、今ならわかるから。
当時の僕がいかに情けない男だったか。
当時の僕がいかに非モテで
女の本能から拒絶される男だったか。
今日は、かつて「平凡な幸せ」を
謳歌していたさわむらが
2年付き合った彼女に浮気されてフラれてから
世界4大ミスコンファイナリストを彼女にするまでの軌跡を
お話ししようと思う。
真面目すぎて恋愛で損ばかりしていた人生
僕の青春時代は
大学での華々しいキャンパスライフのため
にあると思っていた。
学校の中ではいまいちパッとしない
地味なキャラ。
中高一貫校に通っていた僕は
中学生時代についてしまったそのキャラを
変えることができず高校時代も
静かに日々の学校生活を送っていた。
そんな僕にも、ひとつだけ夢があった。
それが、大学生になることである。
大学受験を頑張り、良い大学に入れば
モテモテになれると思っていた。
そんな僕は、執念の受験勉強が実り
某有名私立大学に合格した。
これからキラキラなキャンパスライフが待っている!!
僕はそう思っていた。
しかし、結局大学時代には
一人の彼女もできなかった。
当然、大学時代のS○X回数はゼロ。
僕は、大学生活が終わるとき
「この4年間、いや受験勉強の期間も含めて
7年間は何だったんだ…」
と絶望したことを今でも鮮明に覚えている。
大学時代の僕は、高校の頃と違い
多少は明るいキャラになることができていた。
その結果、大学時代には
女友達と呼べる子もいた。
でも、結局は女友達どまりだった。
仲良くなった子に告白をしては
「ごめん、さわむらくんは
彼氏って感じじゃないかな。
これからもお友達としてよろしくね!」
と言われ続けていた。
しかし、そんな僕にも社会人になって
転機が訪れた。
それが、美穂との出会いだった。
美穂との出会いは
大学時代の男友達が開いてくれた合コン。
そこにいた、1人だけ
別格にかわいい子だった。
その日の合コンは
みんなである程度盛り上がり解散となったが
僕はどうしてもひときわかわいかった美穂と
ご飯に行きたいと思い、ダメ元でLINEをした。
すると、予想外にトントン拍子で
デートの日程が決まり
しかも初回デートで告白したら
OKをもらえてしまった。
それから2年、美穂とは
楽しく過ごしたつもりだった。
みなとみらいやお台場みたいな
定番デートスポットにも行き
一緒に大阪旅行に行ったりもした。
お互い一人暮らしだったこともあり
お互いの家でデートもした。
特にケンカをすることもなく
幸せな2年を過ごしたつもりだった。
そして、一昨日も美穂とデートして
「楽しかったね!来週は水族館行こうね!」
と言って次のデートの約束までして
解散したのに。
なのに、急に美穂から来た
別れを告げるLINE。
僕としては、美穂には何も不満がなかった。
美穂も楽しそうにしてくれていた。
なのに、なぜなんだ…
悲しさよりもまず
疑問が僕の頭を支配し続けた。
かっこ悪いとはわかりつつも
「わかった。でも一個だけ聞きたい。
なんで急に別れたいって言ったの。」
すると、美穂からは
「ごめんなさい。他に好きな人ができたの。」
というLINEが。
え???
一昨日あんなにも僕といて
楽しそうにしていたのに
その時にはすでに僕よりも別の誰かのことを
好きだったということなのか?
他の男のことが好きだったとしても
女の子はあんなにも完全に楽しそうな演技をできるのか?
僕は、一瞬にして
「女」というものに対する疑念の塊となった。
しかし、まだ美穂の本当の気持ちを
信じきれない僕は毎日美穂にLINEをした。
「なぜ、僕じゃダメだったんだ」
ということを聞きたかった。
「僕にダメなところがあったら言ってほしい。
ちゃんと直す。」
ということを伝えたかった。
そして何よりも「僕は美穂のことが好きだ。」
ということをもう一度伝えたかった。
しかし、毎日送るLINEに
既読がつくことはなかった。
そして、気づいたら僕は
数日前まで2年付き合っていた美穂に
LINEをブロックされていた。
正直、このことを受け入れるまでに
少し時間が必要だった。
2年幸せそうに僕の隣にいた美穂。
その美穂がこんなにもあっけなく
僕から離れていき、挙句の果てに
LINEをブロックしているだと?
頭では理解している事実を受け入れられず
ただ漫然と過ごす日が数日続いた。
その間、ロクに飯も食べなかった僕は
5日で体重が2kg落ちた。
さすがに会社で「さわむら、大丈夫か?」
と心配されるようになり。
やっと我に返り飯は食えるようになった
ものの、心はずっとどこかに行ったまま。
結局、そんな状態が1カ月近く続いた。
さすがに1カ月も経つと美穂と別れた事実は
受け入れられるようになってきた。
でも、僕の中にある「なぜなんだ?」
という疑念は深まるばかりだった。
どんな恋愛ノウハウを学んでもダメだった
そこで、僕は気を紛らわせるため
他の女を漁ろうと思いたった。
とは言っても
どうしていいかわからない僕はとりあえず
「モテる方法 男」とGoogleに検索し
出てきたものを色々と試すことにした。
「ガタイのいい男はモテる!」
という情報を得た僕は
不慣れながらジムで筋トレをしてみた。
「モテるには、清潔感が大事!」
と言われ、ファッション雑誌をもとに
服を買い直した。
「笑顔が素敵な男性が魅力的!」
という記事を目にしてからは
女の子と接するときには
常に笑顔をつくってみた。
「スマートにエスコートできる
男性がモテる!」
と言われたから、女の子に対して
常にさりげない気遣いをするようにした。
こういった「モテるためのテクニック」を
駆使しながら、街コンに行ったり
マッチングアプリをやってみたりした。
でも、街コンに行っても
後日デートに繋がったことはなく
マッチングアプリでも
結局1人とも会うことはできなかった。
あるナ○パコンサルとの出会い
他の女を漁って気を紛らわせようとしても
それさえもできない…
どうしようもなくなった僕に
ちょうどあるメルマガが届いた。
それが、ある方のナ○パコンサル
の案内だった。
そこには、数々の元コンサル生の
エロい体験談が載っていた。
それらも心踊らされるものがあったが
それよりも僕には3カ月間手取り足取り
面倒を見てもらえる
という部分の方が魅力的だった。
正直、ネットの情報をかき集めたところで
何の成果も出ない。
誰か正解を教えてくれ…
僕はどうすればいいんだ…
と悩んでいる真っ最中だったからである。
もちろん、安い金額ではないし
そもそもやってることも
めちゃくちゃ怪しそうだった。
でも、その時の僕は
藁にも縋る思いでそのコンサルに申し込んだ。
そのコンサルで言われることは
僕にとっては不可解なことの連続だった。
✅女の子に会ったら
その日に必ずホテルに誘ってください
✅女の子とのデート時間は1時間
長くても1時間半までにしてください
✅女の子も抱かれたいと思っているので
ホテルに誘ってあげるのが礼儀です
✅女の話を聞くだけじゃだめです。
最初は徹底的に自分の話をしてください
女の子には優しくするんじゃないのか?
1時間デートした程度で
いきなりホテルに誘うなんて
ただのヤリモク野郎じゃないか!
しかも、ホテルに誘うのが礼儀だと??
正直、僕はコンサルを受けたことを後悔した。
なんてろくでもないことを言う人たちに
金を払ってしまったんだと。
しかし、今までマッチングアプリで
女の子に会うことができていなかった僕は
心を切り替えて
「せめてアプリで女の子と会えるように
なればいいや!」
という気持ちになった。
そして、アプリを言われた通りに運用すると
本当に女の子に会うことができてしまった
のである!
そこで、会った後はいつものように
ゆっくり女の子と話し
「今日は楽しかった!ありがとう!」
ときれいに解散することを心掛けた。
その結果、女の子からも別れ際に
「私も楽しかった!またご飯行こうね!」
と言ってもらえていた。
その時、僕は
「ほら、初回でホテルなんかに誘わないで
紳士的に解散した方がいいんだよ!」
と心の中で喜んでいた。
しかし……
そんな感じで4人ほど女の子に会ったが
みんな別れ際に「またご飯行こう!」
と言ってくれるものの
実際に次のご飯に行くことができた人は
1人もいなかった。
なぜだ……
僕はここで改めて頭を抱えることになる。
そして、当時の師匠に正直に告白した。
✅会った子とは、当たり障りのない会話をし
2時間程度のデートをするだけで解散
していること
✅その結果、別れ際には「またご飯行こう」
と言ってくれるが誰とも2回目会うことが
できていないこと
恥ずかしいし、怒られると思ったが
正直に言った。
すると
今までのやり方じゃ
うまくいかなかったんだから
素直に言われた通りにしてみてごらん。
次のデートでは、必ず言われた通りの
話をして1時間でホテルに誘ってきてみて。
そして、また報告して。
と優しく言われた。
もう僕には、自分のやり方にこだわる
理由がなかった。
そこで、次の子とは居酒屋で話して
1時間で退店、ホテルに連れて行った。
するとどうだろうか。
そのままスルッとホテルに
入れてしまったではないか!
その後も、特に何か言われることもなく
あっけなくS○Xができてしまった
のである…!!
しかも、その子はCAをしていてスタイルも
とてもよく清楚系のかわいい顔立ち
をしている子だった。
僕は、S○Xしながら
「なんでこの子は今僕とS○Xしてるんだ…」
と混乱していた。
しかし、つい1時間ちょっと前に
初めて会った子とS○Xしたという事実は
僕の今までの常識すべてを崩壊させるに
十分な出来事だった。
すぐに師匠やコンサル生たちに
「会った子と初日に初めてS○Xできました!」
と報告をした。
すると、
師匠から「言われた通りやった成果ですよ。
おめでとう」と褒められ
他のコンサル生からも
「おめでとう!!」と祝福され
今までの人生で味わったことのない
幸福を得ることができた。
それから1年半が経とうとする現在
僕は港区六本木を主戦場として
女活動をしている。
最初始めたマッチングアプリという
フィールドでは
東カレデートという美女ひしめくアプリで
10人連続即日GET
ということも達成したりした。
他にも
✅ストリートナンパで
声をかけてから30分後にはS○Xしていたり
✅クラブからそのまま女の子を
お持ち帰りしたり
✅キャバクラで会ったキャバ嬢を
アフターからそのままお持ち帰りしたり
といったことをして
経験人数は100人を超えた。
今、僕が主に相手にしているのは
✅キャバクラ・ラウンジで働いている子
✅ギャラ飲みで稼いでいる子
✅アイドルやモデル活動をしている子
といった、自分の容姿で
金を稼いでいるような子たちばかりである。
この1年半で、抱く女のレベルは
けた違いに高くなった。
ナ○パコンサルを受ける前には
S○Xどころか会うこともできていなかった
ような女の子を日々抱いているのである。
「本気になれるものがある」という幸せ
実は、ここまでの内容は
半年ぐらい前に書いたものです。
ここでは割愛していましたがナ○パ活動を
始めて1年ぐらいしたタイミングで
彼女をつくり、その子と今でも
仲良く過ごしてます。
彼女は某大手企業でOLをしながら
昨年には世界4大ミスコン
と言われる大会に出場。
見事ファイナリストにもなっていました。
かつて「平凡な幸せ」を手にしながら
その現状に甘え「努力すること」から
目を背け続けていたさわむら。
しかし、たった1年本気で努力したことで
人生を激変させることができました。
僕がこの時期努力していたのは
「モテる」というもの。
正直、世間的に誇れるようなものでは
ないかもしれません。
でも、心の底から思います。
何も夢中になれるものがないような人よりも
どんなものであっても夢中になれるものを
持っている人の方がカッコいい。
僕はそう思います。
あなたが、今夢中になれるものは何ですか?